2017ドラフト、左腕投手を獲らなかった理由

今年は即戦力投手、特に左腕を獲るかと思いきや、育成の3人を含めてひとりも獲りませんでした。普通1人くらいは獲るような気もするのですが、そうすると逆に避ける理由というのもあるような気がしてなりません。

現状のカープの左腕投手は、背番号順に書きますと中村恭平、床田、高橋昂也、塹江、飯田、ジョンソン、高橋樹也、戸田、オスカル、佐藤と10人います。引退表明をした江草を含めると11人いました。今年のNPBの支配者登録名簿を見ると左腕投手は巨人が12人、ヤクルトと中日が11人、DeNAと阪神は10人です。

現在残留・三軍メンバーとして名前のある中村恭平、オスカル、佐藤の3人はフェニックスリーグに参加していないようですし、飯田を含めたこの4人の選手はこの2年は目立った成績を残していません。床田はおそらく来年はリハビリメインですから、ジョンソン、高橋昂也、塹江、高橋樹也、戸田の5人くらいしか一軍起用のめどが立っていない状況です。

先日のCSセカンドステージでは左腕投手に散々苦しんだ印象がありますから、軽く考えてもぜひともほしい状況だと思うのですが、それでも今年1人も獲らなかったのは大きな理由があるはずです。

(1)左腕投手はそんなにいなくても困らない作戦をとる
(2)来年以降のドラフトでは左腕投手が豊作という見込み
(3)右腕投手には左打者を苦にしない作戦を授ける
(4)右腕投手と比較して明らかにメリットのある左腕投手は希少

いろいろ考えられますが、カープの首脳陣は他球団ほどは左投手の優位性を重視していないように思えます。たくさんのリリーフ投手をベンチに入れるということもしませんし(CSの短期決戦でさえも7人体制でした)、1イニングは可能な限り投手1人で投げ切るという作戦では変則左腕の投手は起用が難しくなります。

変則ではない普通の(オーバースロー/スリークオーター)左腕ではあまり左投手には優位性がないのかもしれません。近年は右投手が左打者に向かってくるスライダーと逃げていくシュートやチェンジアップを使い分けることであまり左打者を苦にしなくなった場合もあります。

例えば薮田の被打率は対右.247対左.184、野村は対右.244対左.275、大瀬良は対右.222対左.292、岡田は対右.217対左.307、中村祐太は対右.211対左.285、九里は対右.224対左.286 ・・・・ むむむ。薮田だけだったか。九里は対左がいまいちとはよく言われていましたが他の投手の方が・・・

気を取り直してリリーフ投手。中崎は対右.149対左.196、今村は対右.179対左.267、ジャクソンは対右.170対左.229、一岡は対右.176対左.231、中田廉は対右.226対左.205という具合で対左の方がよかったのは中崎と中田廉のみでした。ただ打率.230とかだと特に問題はないと思いますので、この中では今村の対左.267だけ気になるくらいでしょうか。

あらためて数字を見ると、左打者に対してうまくいっていない投手がたくさん出てきました。そういう投手は対右だとかなり良い成績なので、少し攻め方を工夫するだけで球種を増やさなくても成績がぐっとアップしそうな気がしてなりません。

結局のところ、左投手の場合先発ですと右打者をずらっと並べられますしあまりいいことがないのかもしれません。リリーフですと次の打順が左打者がほとんどで、代打もそんなにないだろうという場面(カープで言うと田中、菊池、丸、松山という感じ)だといいのですが、そうなると7回固定とかそういう使い方ができなくなり臨機応変に起用しないといけなくなります。

こんな風に考えると左投手ってそこまで優先順位が高くないのかもしれません。もちろん同じチームとの3連戦で先発投手に右のパワーピッチャーばかり並べると対策されやすくなるかもしれませんし、2番目に左投手を入れるというのは考えられるところです。

ということで現状ジョンソンがいて(今年のようだと困りますが)高橋昂也など数名の左投手が先発6番手を伺うという状況は決して悪くないのかもしれません。
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カープ記事の投稿再開

アメーバブログ「酔竜の館 新館」に移り(理由は忘れてしまいました)、しばらくほったらかしにしていた当ブログですが、カープの記事を書いていたスポーツナビブログが閉鎖されることになり戻ってまいりました。今までは「旧館」(もしくは休館?)でしたが、このたび「カープの間」に変更しました。

スポーツナビブログで書いた3年分の記事とコメントのインポートがスムーズにできました。今後はこちらでカープネタをやっていきます。おそらく今までのようにリリーフ投手の疲労とか、背番号ネタとか、あまり他の方が書かないようなことを中心に書いていくことになるでしょう。

この3年間の修行?で、カープの首脳陣は私なんかと比較にならないくらいたくさんのことを考えていることを学びました。たくさんの選択肢の中から根拠を持って選んだ作戦はボロクソに批判してはいけないなあと痛感しました。

あくまでも選手と首脳陣に対してリスペクトし、その上でドシロウトの意見として書いていくというのを今後のスタンスにします。他の方の意見は尊重し、自分の意見を押しつけないようにします。ですのでそれに当てはまらない過去の愚行についてはごめんなさいです(汗)。

たいした記事は書けませんが、暇つぶしにでもお読みください。

短期決戦は甘くなかった

ベイスターズ相手に苦戦はするとは思っていましたが、ここまでとは・・・。

ラミレス監督が選手の力を120%に引き出した采配ということでしょうか。カープがマックス100%の戦術で戦っても無理だったのかもしれませんが、カープの選手たちは魔法がとけてしまったような感じにも見えました。概して粘りのない大味な攻めで、ノーヒットで1点取るという感じには見えませんでした。

首脳陣の采配を批判するつもりはありませんが、短期決戦では持てる力を最大限に引き出さないと無理なのかもしれません。とはいえ誠也も安部もエルドレッドもいない打線では最初から無理だったのかもしれないので贅沢は言いません。来年に期待します。

日本シリーズ進出を逃した寂しさよりも、これからしばらく試合が見られなくなる寂しさの方がはるかに強いですね。まずはドラフト会議を楽しみにしたいと思います。

カープの選手の皆様、首脳陣はじめ球団関係者の皆様、お疲れ様でした。この1年楽しい思いをさせていただきありがとうございました。ゆっくりお休みいただいて来年もまた楽しませてください。

カープ公式戦終了と個人タイトル

昨日でカープの公式戦全日程が終わりました。11ゲーム差つけての優勝、素晴らしいです。

昨日おとといの試合はCSや日本シリーズに必要な戦力を見定めるという目的がかなり大きくなりますので、私が希望した「来年以降につながる活躍をした選手のお披露目」はほとんどありませんでした。戸田はCS以降投げそうですし、藤井もひょっとして・・・と思うような内容でした。できれば明るい光が見えてきた若い選手たちも、と思いましたがまあ仕方ありません。

CSで戦うチームも決まりましたし、あと公式戦では個人タイトルだけ気になりますが、薮田の勝率第一位が確定しました。調整期間もほとんどなく途中から先発転向という状況で15勝3敗貯金12というのはとんでもない働きです。防御率も2.58と素晴らしく、規定投球回数を投げた投手と一緒にすると3位相当です。私の中では今年のカープのMVPである薮田がとうとうタイトルホルダーになり感無量です。

投手タイトルは突出した菅野(最優秀防御率と最多勝利)がいたのでこれで打ち止め、セーブも今村と中崎2人で分け合ったので仕方ないというか私はサファテのように一人で50セーブとかしなくていいと思います。というか今村23セーブ中崎10セーブで、足して33というのはどういうことか。セーブが付かないくらい打って勝ったということですね。なかなかないことです。

リリーフ投手の活躍はなかなか記録に残りにくいですが、すごく頑張ったと思います。これからしばらく休めますね。

打者の方では鈴木誠也が打点王をとるかもと思いましたが離脱が痛かったですね。打率の方は丸と安部が頑張りましたがDeNAの宮﨑が一枚上でした。低めに落ちるボールをちょこんと当ててヒットという場面を数多く見てきました。彼に限らずDeNAのバッターはチャンスに強いイメージがありますので、CSではなるべく当たりたくないです(汗)。

最多安打は今丸とロペスが並んでいますが、ロペスが残り2試合でノーヒットというのはないと思いますので残念。出塁率も昨日試合前までは丸がトップだったようですが、筒香に逆転されてしまい(.399)おそらくこのまま確定でしょう。DeNAは中日との2試合を残していて、今までの戦い方を見ていると主力は休ませた方がメリットがあるでしょうから仕方ないですね。

出塁率というと田中と丸がおふたりとも.398とわずかに2位3位ですが、素晴らしい数字です。タナキクマルが点に絡むことがよくわかります。菊池は残念ながら.311ともう少しでしたが、膝の調子さえ整えばという感じかもしれません。もう少し休ませてあげたかったですね。

あとは鈴木誠也が.389でリーグ5位とこれまた素晴らしい数字。規定打席はクリアせいて打率は.300(四捨五入)とリーグ7位。それからOPSは.936でトップだったりします。苦しんだ姿が印象に残っていますが、MVP級の活躍ですね。

打率では安部が.310、丸が.308、そして誠也の.300と規定打席クリアで3割というのはリーグで7人しかいないので貴重です。田中も.290とリーグ11位。やはり打線のすばらしさは記録に残りますね。

とにかく選手・首脳陣の皆様よく頑張っていただきました。ゆっくりお休みください。そしてぜひ日本一を。
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