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医療はもっと適正化できる?

病院を受診して、そこで支払う医療費、高いと思われることもあるでしょう。Yahooニュースのコメント欄でも「医療費が高すぎる」という書き込みはたくさんあります。で、本当に高いのか、皆さんご存知でしょうか。

実は日本の総医療費は先進国の中では一番安い(GDPに対する医療費の割合)ようです。よく盲腸(虫垂炎)の手術と入院費が例に使われていますが、日本より安い国というと東南アジア諸国くらいという感じです。香港、台湾、北京は日本より高いですし、これは2000年の資料ですので中国での医療費は上がっていると思います。

さらに日本では健康保険がありますし、高額医療費は申請すれば戻ってくるという仕組みがあります。

ちなみに身近な例ですが、月に1度病院にかかっているうちの祖母が、風邪をひいて同じ病院をその予約日以外に受診して、風邪薬を処方されました。これっていくらだと思いますか?病院に支払ったのが250円弱、薬局に支払ったのが250円弱、合わせて確か480円でした。どうでしょうこれって。

そして勘のいい方でしたら、診察料と薬剤費がほとんど同じかと思われるでしょう。そういう問題も結構あります。実は再診料(2回目以降受診の患者さんの診察費用)より調剤薬局に支払う技術料の方が高くなるケースが多いのです。医師の技術料が600円、それより薬局の技術料の方が高いとは・・・トホホ。もちろん診察を受けずに一般の薬屋さんで風邪薬を買う気にはなりませんよね。

その反対として高い医療費の代表です。まず透析料金、つまり腎臓が悪くて人工透析をする場合、一人につき年間500万円くらいかかると言われています。この場合基本的に全額公費負担。ちなみに透析患者さんは日本全国に30万人いらっしゃって、年間に総額として1.5兆円・・・。ちなみにこの中には透析を受けながら仕事をされている方もいらっしゃれば、透析以外は寝てばっかりという80台後半の認知症の方もいらっしゃいます。

その次に高い医療費として、寝たきりで自分では食事ができず、栄養剤を管から流し込んで生きている方が典型的です。会話ができて生きる喜びがあればいいのですが、ほとんどコミュニケーションがとれないのにこの状態であれば、逆にかわいそうになります。療養病棟入院費用は1日につき1万円以上ですから、年間300万円以上にはなりますね。こういう方が30-40万人いらっしゃると言われています。年間総額で1兆円以上・・・

国はこの療養病床は廃止するつもりでしたが、受け入れ先の確保が進まず(自分で数を規制しているので当然ですね)、廃止は延期になったようです。今では痰の吸引やインスリンの注射は看護師しかできず、介護施設にはこのままでは入れません。将来的には介護士でもこれらが可能になるでしょう。これで特別擁護老人ホーム(生活全介助の場合1日1万円程度、介護保険利用可能)に入ることができますが、非常に数が少なく常時入所待ちです。

今の日本には認知症の透析患者さんとか、食事がとれない高齢者を長生きさせる余裕はないと思うのですが、その他の医療を激安にすることでどうにか成り立っている面があると思います。

医療ではありませんが、生活保護の支出が年間3兆円、パチ○コ業界の純利益数兆円(らしい)、このあたりも考えるところです。日本にはこんなところに支出する余裕はないはずですが・・・

私の住んでいる地域では、診療所(医院、クリニックと呼ばれているところ)が廃止になったり、病院が無床診療所に格下げとなったりと、本当に必要な診療すら削られているのではないかと不安でたまりません。新規開業なんて事実上無理でしょう。よほど頑張って休みなく働くか(病気で入院したら終了)、自由診療をとりいれるかしないと難しいです。

30年前の医療レベルと今とを比較して、果たして何がよくなったでしょうか。もちろんよくなった面もたくさんありますが、医療を通して幸せになったかというと明らかにそうだとは言えないでしょう。困ったものです。本当に必要な部分にもう少しお金をかけないと。
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人気取り

日本の政治で一貫してきたのは人気取り政策です。
特に福祉の名の下、実にゆがめられた方向にすべてが動いてきています。

ここでいう、医療もその典型ですが、年金も掛け金の何倍もの大盤振る舞いがまかり通ってきました。

今回の天災も日本人にもっと独立自助の精神で生きろという神の天啓に思えてなりません。

それを普遍すると、色々な組織ex検察、警察、教育、政治、エトセトラ、すべて見直したほうがいいと思います。
もちろんその周辺に巣食うわけのわからない組織、集団も。

No title

本当は長期的に日本をよくするべく、短期的にはマイナスな政策もとらないといけないはずですが、
おっしゃる通りそういうものは皆無と言っていいようですね。

そろそろ大盤振る舞いの余裕はなくなってきているはずですので、本来は無駄の見直しの絶好の
時期ですが、政権が政権ですし(まあ自民党でも大差はないですが)、無理ですよね。

人権擁護法案みたいな、本当にやばい、ほとんどの人が損をする法案が通らなければよしと
しないといけないのでしょうか。

多くの日本人がまだ危機感を持っていないことが本当に怖いです。危機感さえあればまだ
やりようがあるでしょう。マスメディアの偏向報道が諸悪の根源でしょうか。

No title

人気取りの政策というより特定業界へ甘い政治ですよね。
献金なんてなくなっていないのに、政党助成金という名で税金から政治資金を受け取れる。
つまり二重取りですよ。全てがこんな感じ。中途半端なクリーンさが最も金のかかる政治へとなる。
政治家なんて半分もいらないし、自民党がまた政権担当しても絶対に駄目でしょう。その後ですよ、国民が不幸なるのは。どこにも入れる党がないっていうのは国民の権利がひとつ減らされるわけですからね、これが一番怖い事です。

究極の選択

いろんな組織とのしがらみについては、自民党時代から増えることはあっても減ることはなかった
ように見えます。また超強力なしがらみが増えたことは見過ごすことはできません。

反対に日本医師会は自民党時代から弱体化していましたので、今はひどいもので、医療行政は
厚生労働省の言いなりに進んでいます。

この状況は続くでしょうし、おっしゃる通り自民党が復権しても同じでしょうね。
ただ、超強力なしがらみがいくつか断ち切れるかも、という期待はあります。
また、絶対に成立させてはいけない法案を阻止できる可能性は高くなります。

究極の選択のようなものでしょうね。でもこの2年で、いくつかの党は絶対に政権の中枢には
いてはいけないことがわかりましたので、消去法で自民党は残ります。

そのことを知らない人が多いのがかなり不安要素です。もう自民党アレルギーで思考停止
していてはいけないはずです。

以前から書いていますが、民主党と自民党からそれぞれまともな人が脱出して、新党を
作ってくれればいいなと思っています。本当に国民のことを考えるならそういう動きがあっても
いいと思うのですが、まだ自分がかわいい政治家が大多数ということなんでしょうね。
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