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尾道市民病院小児科医師引き揚げ

今朝の地元新聞の記事ですが、尾道市民病院の小児科医の派遣が中止となり、同病院の小児科外来だけでなく尾道市の夜間小児救急外来が大幅縮小となってしまいました。

同時にある尾道市在住の方からの、行政と病院が患者サイドから意見を聞いてこなかったから、というコメントが載っていましたが、これは的外れもいいところだと思います。そもそも小児科医は全国的に不足していて、他地域から引っ張ってきたのでは根本的な解決にならないわけです。

ならばどうやったら小児科医が増えるか、また次善の策として小児科医以外に小児救急を担ってもらうにはどうしたらいいか、そのあたりを考えないとどうにもなりません。

私は直接小児科の先生から話を聞いたわけでもありませんし、うちの子供に関して市内の夜間救急で不便な思いをしたこともありませんので(ただのラッキーかもしれません)、本当のところはわからないかもしれませんが、これまで見聞してきた限りでは以下の要素があると思います。

(1)少ない小児科医ゆえに当直回数が多い
(2)夜間当直は忙しすぎて眠れない
(3)不眠不休で外来をしても翌朝通常通り勤務がある
(4)どんなに頑張っても親からのクレームが多く嫌になる
(5)夜間に緊急で診察する必要のない患者さんが多く嫌になる
(6)当直料が安すぎてモチベーションが上がらない

もし小児科医が増えれば(1)から(3)まではクリアできる可能性がありますが、逆に考えるとすぐには解決できない要素とも言えます。ならば(4)と(5)を解決することを早急に考えるべきでしょう。

当直料ですが、過去に勤務していたある病院ではひと晩2万円台というのを聞いたことがあります。これは小児科当直ではなく救急当番でない通常の全科当直のみの料金かもしれませんが、もしこの程度の当直料で夜間一睡もできないような勤務であればやってられないでしょう。時給2000円ほどですから・・・。私だったら時給1万円(ひと晩15-16万円)でもやりたくありません。体を壊します。

一つには夜間診療のコストが安すぎるという面があります。私見ですが、大病院の外来は診療所の1.5-2倍の診療コストもしくは自己負担があってもいいと思いますし、夜間外来ですと3倍くらいにしてもいいでしょう。救急車はもちろん有料化で、1回につき1万円くらいはもらってもいいと思います。病弱な子供を抱えた収入の少ない家庭に対しては後日市役所で申請してお金がある程度戻ってくるようにすればいいです。そうすれば不必要な夜間の受診も抑制できますし。

すぐにやってほしいことですが、現状の小児科がどういう状況になっているか、市民・国民の一人ひとりがちゃんと知っておくことが一番大事です。産科も救命救急も同じような状況です。そうすると不要なクレームも減りますし、結果が悪かったからといって訴訟になるということもなくなるでしょう。これさえなければ小児科医はもっと増えると思います。これをやらないのは行政の怠慢であることは間違いありません。
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