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なぜ雑誌各社は取り上げない?MOIマッチング

MOIマッチングをやってみると、いかに人間の調整機能がすごいか思い知らされます。私は今適正MOI値から3gずれたアイアンは気持ち悪くて打てないと思います。しかし今までは平気で打ってました。例えば普通のアイアンの6番を打って次に9番に持ち替えると同じことが起こりますが、結果はどうあれ気持ち悪いと感じる人はそうは多くないはずです。

コース攻略の方法として、同じクラブで2回打つようなマネージメントをしなさい、というのがありますが、まさにこのことを考えると合点がいきます。PAR5の2打目で6番アイアンを使って、3打目にPWでグリーンを狙うケースはあると思いますが、失敗する確率は・・・。別売りのAWとかSWで狙う場合は実は6番アイアンに近いMOI値なのでうまくいく可能性は高まります。

ロングアイアンは難しいからUTに替えなさいというのもこの要素を考えるべきです。UTに替えるとたいていカーボンシャフトになると思います。MOI値はロングアイアンより下がるでしょうからそれだけでも振りやすくなるでしょう。同じシャフト、同じMOI(UTの場合アイアン+20が適正かも)にしてみて、その状態でヘッドの性能を比較しないといけないでしょう。

ところでこのMOIマッチング、一般のゴルフ雑誌で取り上げれば結構なネタになるかと思いますが、今のところ取り上げられたのを見たことがありません。また、あのマーク金井さんが採用していないのはなぜだろうか、とも思いました。少し考えるとこれには十分な理由が見えてみます。

(1)現在の市販クラブを否定することになってしまう
 メーカーがクラブを作る際、MOIマッチングを厳密にするのはほぼ不可能です。番手間の差を0.5gで8gというように今より1g差を増やせば最適値に近くなるとは思いますが、そういう勇気のあるメーカーがあるのかどうか。ちなみにゴルフスミスというアメリカのヘッドメーカー(ここが0.5インチ8gを提唱した)は、すでに8g差のあるヘッドを発売していました。
 マーク金井さんの立場でも、リンクスSSを開発した手前、今更根本的な変更は言いだせないはずです。雑誌社の立場としても、クラブメーカーと敵対するようなことは避けたいはずです。

(2)やはり常識を否定するのは難しい
 かつてのゴルフの常識は最近になってたくさん否定されてきました。しかしこれは長い時間をかけてレッスンプロとマスコミが啓蒙してきたからでしょう。どこかのプロがMOIマッチングをして結果を出すとかしないと、この状況では厳しいです。
 MOIマッチングをするには、バランス神話の否定から入らないといけませんので、「長いのはCバランス」という新常識を受け入れる余地がないといけません。これ結構難しいかもしれません。

(3)MOIマッチングをしてしまうと、他人のクラブが打てなくなる
 マーク金井さんのようなクラブアナリストはグランドシニア向けの軽ーいクラブからアスリート向けの重ーい硬ーいクラブまで評価しないといけないわけで、1gの差が、なんて言っていては仕事がなくなります。

(4)リシャフト業界でも歓迎されないはず
 MOIマッチングをすると、かなり労力がかかります。+-1g(MOIにして10くらい)の誤差で許されるならそれほど難しいことではありませんが、それでもヘッドに鉛を貼ることなくやると大変です。中にはヘッドの中にも鉛を入れるなという要求もあるでしょうから、そうするとさらに大変になります。
 下手すると「ヘッドに鉛は貼らないでほしい、ホーゼルにも鉛を入れないでほしい、長さはきちんと0.5-0.25インチ刻みで」という指定をする人もいるでしょうし、「バランスは必ずD1-2の間で」、と指定する人もいるでしょう。その2つの事例ではMOIマッチングは不可能です。

結局のところ、個人レベルでちょこちょこやるしかなさそうですね。クラブメイキング関係の雑誌では取り上げられたようなので、MOIマッチングをする業者はたくさん出てきそうな感じはあります。そこから広がりを見せるかどうか。
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No title

1番、効果があるのは、酔竜さんご自身がMOI値を揃えたアイアンにて90台でラウンドされたら、みんな凄いなあー、じゃ俺も!ってなるかもしれません。(笑) 練習を殆どしない!ラウンドも殆どしない! MOI値だけでたまのゴルフにて90台が出せる!っていうのは、最高の実証実験ではないでしょうか?

No title

確かに結果を出すにこしたことはないのですが(汗)、ご存知の通りスコアメイキングにはいろんな要素がありまして、MOIマッチングのご利益はクラブ間のつながりがよくなるだけですので・・・

ファルコンまつばらさんのブログでは、やってみて後悔した方は今のところゼロだそうで、1本につき5500円のお値段がかかることを思うと満足度は結構高いのではないかと想像します。特に上手な人ほどご利益を感じやすいとか。そりゃそうですよね。

私にとってのご利益は今のところクラブ買い替えが減ったことくらいです(爆)。

No title

そこでしょうねえ、対費用効果。振り心地の基準がわかる酔竜さんは天才ですよ。私にはわからないです。基準がわからない人って多いと思いますよ。(笑) マーク金井さんもアナライズっていう自分の工房にてMOIに触れてますよ。T島さんっていう人が、一本5000円くらいでやりますよ!って。まあそこまでお金をかけて自分の適当な振り心地を信じれるか?って事でしょうかね?基本的には酔竜さんがご自分でも触れてますように人間には調整能力があるので、そのような微々たる感覚等、わからないっていうのが真相でしょうね。それと今のクラブって鈍感になってますから、マッスルバックのようなシビアなギアを使う人以外にはさほど効果がないと私は思います。ドライバーもパターもましてはキャビティーアイアン等はその感覚がわかりづらいクラブです。誤差が大きくても使えるでしょう。大衆車とF1カーの違いですね。(笑)

No title

MOIを合わせる場合には自分が一番振りやすい、うまく打てるアイアンに合わせるのが基本のようです。引っ掛け多発とかスライス傾向のアイアンに合わせるのはいけません。すると必然的に7番とか8番とかになると思います。これが基準ですので特に難しくはありません。

ある程度以上の調整能力があって(cameranさんはすごくあると思います)、どうしてもロングアイアンを打ちたいとかの希望がなければMOIマッチングをする必然性はありません。しかしながらクラブに詳しいシングルさんたちがこぞって賞賛のコメントをされているとのことですので(ファルコンまつばらさんのブログの8月18日の記事参照)、恩恵を受ける人は間違いなくいるのだろうと思います。

私も始めるまでは半信半疑でした。お気持ちはよくわかります。

No title

私には全く不要なようです。このブログを読んで誰かが賛同してくれると良いですね!

No title

そうですね。賛同者がいらっしゃることを願ってます。

クラブをいじる立場だと簡単にいじれるのですが、そうでない大多数の方には体感しないとわかっていただけないと思いますし、体感できる機会なんて皆無ですから仕方ありません。
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